バンダイの誇る超合金フィギュアの中でも
とくにクオリティの高さが際立つブランド、
それがMETAL BUILDです。
モチーフとなるロボットの魅力を最大限引き立たせるために
リファインされたデザイン。
これをもとに約400個以上のパーツで
形作られる精巧なフィギュアは他の追随を許さぬ圧倒的な
存在感を放ち、人々をとりこにしています。
【METAL BUILDとは】
METAL BUILD(メタルビルド)は、バンダイが展開する
超合金ブランドの中でも特に高価格帯・高品質を誇るシリーズであり
洗練されたデザインと圧倒的な可動性、そしてダイキャスト素材を
多用した重厚感が特徴です。
ロボットアニメの名機体を、デザインアレンジを加えながら
高い完成度で立体化することで、多くのコレクターやファンから熱い支持を受けています。
METAL BUILDシリーズのラインナップは、主に『機動戦士ガンダム』シリーズを
中心に展開されていますが、近年ではその枠を超えて
さまざまな作品のメカニックがMETAL BUILD化されています。
METAL BUILD最大の魅力の一つが、フレームや関節部に多用されるダイキャスト素材です。
これにより、単なるプラスチック製フィギュアとは一線を画す
重量感と堅牢性を実現しており、手に取った瞬間に感じる
「本物のメカ」のような質感がファンを惹きつけています。
素材の質感だけでなく、可動域の広さもMETAL BUILDの大きな特徴です。
関節部には精巧な機構が組み込まれており、自然なポージングが可能となっています。
さらに、ダイキャスト素材の恩恵で関節がしっかりと固定されるため、
ポーズをつけた状態でも安定感があり、重厚な武装を装着しても
倒れる心配が少ない設計になっています。
さらにMETAL BUILDでは、単なるアニメの設定画通りの造形ではなく、
著名なメカデザイナーたちによるオリジナルのアレンジが施されています。
特に、ガンダムシリーズにおいてはカトキハジメ氏や
海老川兼武氏などの著名デザイナーが参加しており、
既存の機体にさらなる魅力を加えたデザインが特徴です。
このアレンジにより、よりスタイリッシュかつ洗練された機体へ
と生まれ変わるのがMETAL BUILDならではの魅力と言えるでしょう。
最後に紹介したいMETAL BUILDの大きな特徴は、
多彩な武装と拡張性の高さです。
機体ごとに豊富なオプションパーツが付属しており、
武装の換装やカスタマイズが可能です。
さらに、一部の商品には別売りの拡張パーツが用意されており
機体をさらにパワーアップさせることができます。
これにより、ファンは自分好みのスタイルでディスプレイを楽しむことができます。
総じてMETAL BUILDは、バンダイが誇る超合金ブランドの中でも
特に高価格帯・高品質を追求したシリーズとして多くのファンを魅了し続けています。
ダイキャスト素材による重厚感、優れた可動域、豪華な武装、
そして著名デザイナーによるアレンジなど、他のフィギュアシリーズとは
一線を画す魅力を持っています。
ガンダムをはじめとしたロボットアニメの名機たちが
洗練されたデザインと圧倒的なクオリティで立体化される
METAL BUILD。今後もその進化から目が離せません。
【これまでのメタルビルド~商品の傾向など】
METAL BUILDの商品のモデルとなるロボットの選定には、
デザインの完成度や可動ギミック、人気の高さなどさまざまな要素が関係しています。
2024年までに発売されたMETAL BUILDのラインナップを見ると
主に『機動戦士ガンダム』シリーズを中心としたリアルロボット系の
機体が多く採用されていることがわかります。
これは、METAL BUILDが高いディテール表現と
洗練されたメカデザインを重視するブランドであるため、
リアルな機械構造を持つ機体が選ばれやすいためです。
特に、ミリタリー要素が強く、現実世界の兵器に近いコンセプトを
持つ機体が好まれる傾向にあります。
例えば、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの機体は
フレーム構造が明確でありながら高機動戦闘を意識したデザインが特徴で、
METAL BUILDとの親和性が非常に高いです。
また、スリムでシャープなシルエットを持つ機体が
多く採用されていることも特徴の一つです。
これにより、ダイナミックなポージングが映え、METAL BUILDの持つ
可動性の高さを活かしたディスプレイが可能になります。
また、もともとデザインの完成度が高く、アレンジを加えても
バランスが崩れにくい機体が選ばれる傾向があります。
これはMETAL BUILDシリーズのコンセプトの一つとして、
オリジナルデザインのアレンジを強調していることに関係があります。
単なるアニメの設定画通りの造形ではなく、著名なメカデザイナーによる
洗練されたアレンジが加えられる際に、フレーム構造が明確であり、
装甲の追加や換装が可能なタイプの機体は、METAL BUILDのコンセプトと
相性が良いため優先的に採用されます。
例えば、『機動戦士ガンダム00』シリーズの機体は、
機体ごとに明確な特徴を持ちつつ、拡張性の高いデザインが多いため、
METAL BUILD化に適しています。
さらに、METAL BUILDでは装甲のメタリック塗装や質感の再現にこだわっており、
細部まで作り込まれたメカニックデザインが求められます。
そのため、装甲が多層構造になっている機体や、
内部フレームが強調される機体が選ばれることが多いです。
もうひとつ、METAL BUILDは単に機体を立体化するだけでなく、
可動性や拡張性を活かす商品コンセプトを持っています。
そのため、多彩な武装や変形・合体ギミックを備えた機体が好まれる傾向にあります。
例えば、フライトユニットや大型武装を持つ機体は、METAL BUILDの特徴を
最大限に活かすことができるため、人気の高いラインナップとなっています。
また、パーツの付け替えによって異なる形態を再現できる機体も多く採用されており
ファンが自由にカスタマイズを楽しめる仕様になっています。
特に、オプションパーツの追加が可能な機体は、METAL BUILDの拡張性を最大限に活かせるため
後から拡張セットがリリースされることも多いです。
これにより、ユーザーは長期間にわたってコレクションを楽しむことができます。
このほかにも、当然と言えば当然なのですが、
METAL BUILDに採用される機体の多くは、劇中で活躍した主役級の機体や
印象的なライバル機体が中心となっています。
これは、商品としての人気や需要が高いためであり
ファンの期待に応える形でラインナップが決定されるためです。
特にシリーズの象徴となるガンダムタイプの機体は
必ずと言っていいほどMETAL BUILD化されます。
例えば『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの
ストライクガンダムやフリーダムガンダム、
『機動戦士ガンダム00』のガンダムエクシアやダブルオーガンダムなどは
すでにMETAL BUILDとして数多くの商品が展開されています。
また、主役機だけでなくライバル機体や強敵として登場した機体も採用されることが多く、
戦闘シーンを再現する楽しみが広がります。
例えば、デスティニーガンダムやガンダムアストレイレッドフレームなどは、
その特徴的な武装や戦闘スタイルが魅力的であり、
METAL BUILDとしての価値が高い機体となっています。
METAL BUILDは基本的にリアルロボット路線の機体が中心ですが
一部スーパーロボット系の機体もラインナップされています。
これは、スーパーロボットのデザインをリアルロボット風に
リファインすることで、新たな魅力を引き出す試みの一環です。
例えば、『コードギアス』のランスロットや紅蓮、
『新世紀エヴァンゲリオン』のエヴァシリーズなどは、
もともとスーパーロボット的な要素を持ちながら、
METAL BUILDのアレンジによってよりメカニカルなデザインに進化しています。
さらに、『ゲッターロボ』や『マジンガーZ』などの伝説的なスーパーロボットも
METAL BUILD化されることで新たな魅力を獲得しています。
これらの機体は、もともとのデザインを活かしつつ
メカニカルなディテールを追加することで、リアルロボット的なアプローチがなされています。
METAL BUILDに採用される機体にはリアルロボット志向の機体、
高いデザイン性、豊富な武装やギミック、主役級やライバル機体、
さらにはスーパーロボットの象徴的な機体といった特徴があります。
これらの機体は、METAL BUILDならではのアレンジと高品質な造形によって
新たな魅力を引き出されています。
今後もMETAL BUILDのラインナップは拡大を続け、
新たな機体が登場することが期待されます。
ファンとしてはどの機体が次にMETAL BUILD化されるのか
目が離せない状況が続くでしょう。
【これからのメタルビルド~2025年リリースのモデルからの考察】
そんなメタルビルドの今後の展開を
今年2025年に発売される予定の商品ラインナップから予想してみました。
1.ガンダムシリーズの継続的な強化
METAL BUILDは、これまでのラインナップからも分かるように
『機動戦士ガンダム』シリーズを主軸に展開されてきました。
2025年の発売予定商品を見ても『機動戦士Zガンダム』のゼータガンダムや
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』のX1 ハーフクロスなど、
人気の高い作品の主力機体が継続的にラインナップされています。
特に近年では、
・ウェイブライダーや可変機構を持つ機体の増加
・宇宙世紀作品だけでなくアナザーガンダムの充実
・カスタマイズ要素の強い機体の増加
といったトレンドが見られます。
ゼータガンダムのような変形機構を持つ機体の採用は
可動ギミックに重点を置いた商品展開の一環と考えられます。
さらに、ダブルオークアンタフルセイバーのように
多彩な武装を持つ機体も人気を集めており、今後もこの路線が継続される可能性が高いでしょう。
2.『コードギアス』や『エヴァンゲリオン』などの人気作品の継続
ガンダムシリーズ以外では、『コードギアス』シリーズの
ランスロット・アルビオンゼロをはじめ他作品のメカニックの
METAL BUILD化が継続されています。
これにより、
・ガンダム以外のリアルロボット作品の充実
・スーパーロボット系のリファイン
といった方向性が強まっています。
特にランスロット・アルビオンゼロの「DRAGON SCALE」仕様は
これまでのMETAL BUILDとは異なる新たなデザインアプローチが採用されており
今後も他の作品へと広がる可能性があります。
3.高価格帯・高品質路線のさらなる強化
METAL BUILDはもともと高価格帯フィギュアに属するブランドでしたが、
近年の特徴として、価格帯のさらなる上昇が挙げられます。
例えば、ゼータガンダムの価格は44,000円(税込)と、
過去のラインナップに比べても高価格帯の商品となっており
商品を購入する判断も厳しくなっていると思われます。
この価格高騰の背景には、
・材料や人件費、輸送コストの上昇
・ダイキャストパーツの増加による重量感の向上
・可動域やギミックの強化
・コレクター向けの高級志向
といった要素が影響していると考えられます。
価格が上がることでより完成度の高い商品が提供される一方、
一般的なファンにとっては手を出しにくくなる可能性もあります。
そのため、今後は一部の機体に限り、より手頃な価格帯のMETAL BUILDが登場するかもしれません。
4.オプションパーツや拡張性の強化
2025年のラインナップを見ると、
・ダブルオークアンタ フルセイバーのような追加武装を持つ機体
・クロスボーン・ガンダムX1 ハーフクロスのようなカスタマイズ可能な機体
が含まれています。
これらの機体は、追加パーツによる拡張性や多彩なディスプレイの可能性
を重視しており、今後も同様のコンセプトが採用される可能性が高いです。
特に「オプションセット」や「エクストラパーツ」の展開が加速すれば、
一つの機体を長く楽しめるコレクション性の高いシリーズとしての地位を確立するでしょう。
5.海外市場への展開強化
METAL BUILDは日本国内だけでなく、
海外市場でも非常に人気の高いブランドです。
特に中国や東南アジアのコレクター市場に向けた販売戦略が強化されており、
海外限定モデルの増加やオンライン限定販売の強化
が今後も続くと予想されます。
特にガンダムシリーズは海外でも知名度が高く、
今後は海外のイベント限定版や特別仕様のMETAL BUILDが登場する可能性が高いです。
6.まとめ
2025年以降のMETAL BUILDの展開は、
1.ガンダムシリーズの強化(可変機体・武装充実)
2.他作品のリアルロボット・スーパーロボット路線の拡張
3.高価格帯・高品質路線の継続**
4.オプションパーツによる拡張性の向上**
5.海外市場への積極的な展開**
といった方向性が見えてきます。
今後もコレクター向けのプレミアムなフィギュアとして進化を続けることが期待されるMETAL BUILD、
次回の新作発表にも期待が高まります。