こんにちは、超合金専門買取「グリスタ」からの買取商品のご紹介です。

今回は　合体ロボット　を買取りさせていただきました。

カテゴリ：合体ロボット
メーカー ：タカラ
商品名         ：ミクロマン　ミクロロボットⅤ(ファイブ)５体合体
アニメ名 ：ミクロマン
キャラクター名：ミクロロボットⅤ

今回は昭和のロボット玩具ファンにはたまらない、
ちょっと懐かしくて、でも今見てもワクワクが止まらない
名作玩具シリーズ「ミクロマン」より、
「ミクロマン ミクロボットⅤ（ファイブ）５体合体」をご紹介します！

「ミクロマン」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持っていますか？
1998年に放送されたアニメ『小さな巨人ミクロマン』を
思い出すかもしれません。
平成世代の方には、あのアニメの熱血展開や
カッコいいキャラたちが印象に残っていることでしょう。

でも、今回紹介する「ミクロボットV」は
そんな平成版のミクロマンとは一味違う、
いわば“ミクロマン原点のスピリット”がぎゅっと詰まった名作玩具です。
時は1980年代、まだデジタルな遊びがそこまで
一般的ではなかった頃――
子どもたちが想像力と手のひらサイズの玩具だけで
無限の物語を生み出していた時代です。

「ミクロマン ミクロボットV」はそんな時代の中で生まれた、
まさに“小さな体に無限のパワーとロマンを詰め込んだ”存在でした。
たった数センチしかない小型ロボットたちが５体合体して
大きなロボットに変身！という、今見てもド直球に燃えるギミック。
そしてそれぞれのロボはミクロマンの武器にも変身できるという、
プレイバリュー満点な設計。
合体した後のシルエットもすっきりまとまっていて、
どこから見てもカッコいい。
まさに、“ミニサイズのスーパーロボット”と呼ぶにふさわしい完成度なんです。

このおもちゃ、実は当時のミクロマンシリーズの中でもかなりの異色作でして
単体でも遊べる５体のロボットがそれぞれ違った役割で合体していく
過程は、今でこそ当たり前に見えるかもしれません。
しかし、当時の玩具としてはかなり挑戦的であり、後の「トランスフォーマー」や
「勇者シリーズ」にも通じる“合体ロボの原点”とも言える存在なのです。

そんなミクロボットV、実は今でも
コレクターたちの間では非常に人気があります。
当時遊んでいた世代にとっては「思い出のアイテム」、
そして今の目で見ても
「ちっちゃくて、よくできてて、めちゃくちゃカッコいい！」
と再評価されている名作なんですよ。

今回は、そんな時代を超えて愛される名作「ミクロボットV」の魅力を、
たっぷりと、そして熱くご紹介していきます！

小さな巨人たちが織りなす合体のロマン

1980年代、日本の子どもたちを魅了したタカラ（現・タカラトミー）の
ロボット玩具シリーズ「ミクロマン」。
その中でも異彩を放つ存在が「ミクロボットV（ファイブ）５体合体」です。
小型ながらも緻密なディテール、そして５体のマイクロロボットが
一体の巨大ロボに合体するというギミックは、
当時の玩具業界において非常に画期的であり
今日においても根強い人気を誇る傑作とされています。

■ 背景と登場の経緯 ― ミクロマンとは何か？

ミクロマンシリーズは、1974年にタカラが発売を開始した
変幻自在の可動フィギュア玩具シリーズです。
全高約10cmという「マイクロサイズ」にもかかわらず、
緻密な可動機構と豊富な装備、そしてSF的世界観に基づいた
多彩なビークルや基地との連携が特徴で、
1970年代から80年代にかけて一世を風靡しました。

その流れの中で誕生したのが「ミクロボットV」です。
1982年頃に登場したこの商品はミクロマンのスピンオフ的な
存在でありながら、シリーズ随一とも言えるプレイバリューを誇り、
５体のロボットが合体して一つの巨大ロボになる」というコンセプトは、
それまでのミクロマン玩具とは一線を画すものであり、
後の「ダイアクロン」や「トランスフォーマー」にも
影響を与えたとされています。

■小さなパーツが織りなす機械美

ミクロボットVは、以下の５体のロボットで構成されています。
それぞれが独立してロボットとして成立しており、
単体でも遊べる仕様となっている点は、
ミクロマンシリーズならではの親切設計といえます。
1.ヘッドボット（頭部兼コアユニット）
2.アームボットL／R（両腕を形成）
3.レッグボットL／R（両脚を形成）
この5体が組み合わさることで、
全高約15cm程度の大型ロボット「ミクロボットV」が完成します。
合体の過程には、差し替えや補助パーツの使用が
最小限に抑えられており、変形・合体ロボットとしての
完成度が非常に高いです。

■小型ながら本格派のデザインと造形

ミクロボットVの最大の魅力は、そのサイズにあります。
単体ロボは全高数センチと非常にコンパクトですが、
関節の可動、彩色、マーキング、ディテールの緻密さなど
どれを取っても非常に完成度が高いです。

デザインはメカニカルかつ直線的で、1980年代ロボットの
「硬派な格好良さ」を体現しています。
特に、合体後のフォルムは全体のバランスが絶妙で、
安定感がありながらもヒロイックな立ち姿となっており
まるでアニメに登場しそうなリアルロボット風の印象を与え、
後年登場する「勇者シリーズ」や「ガンダム外伝系MS」の先駆けとも
感じられるフォルムになっています。

■ プレイバリューと展開力

単体ロボでのアクション、合体ギミック、ミクロマンとの連携……
これら全てが一つのパッケージに収まっているのが
「ミクロボットV」の驚くべきポイントです。
パーツの組み替えによってオリジナルのロボを創り出すこともでき、
子どもの創造力を刺激する構造になっています。
さらに、当時のカタログや広告にはミクロマンたちが
これらのメカに乗り込み、敵と戦う姿が描かれており、
その世界観と実際の玩具がシンクロしていました。

このプレイバリューの高さは後のタカラ製品、
特に「ダイアクロン」から「ビークルロボ」へ、
そして「トランスフォーマー」へと連なる
進化系譜の原型ともいえる存在です。
ミクロボットVはその意味でも「試作的でありながら完成された玩具」
としての地位を持っています。

■ 中古市場における現在の価値

近年、昭和のロボット玩具が再評価される中、
「ミクロボットV」もまたプレミア化が進んでいます。
買取価格でも12,000〜19,000円と高値が付いており、
市場流通価格でも、未開封・新品同様状態であれば
50,000〜60,000円、パーツの欠品などでやや難のある状態でも
3,000〜6,000円の売値となっています。

また、買取専門サイトによれば状態の良い個体は
コレクター間で非常に人気が高く、
特に「５体すべて揃っている」ことや
「元箱や説明書が残っている」ことが価格に大きく影響しています。
コレクターズアイテムとしても、単なる「懐かしさ」だけではなく
玩具史における意義と完成度の高さゆえに再評価されている点が、
現代における価値の裏付けにもなっています。

■ 小さな体に込められた未来

「ミクロマン ミクロボットV ５体合体」は、ただのロボット玩具ではありません。
そこには、タカラが1970年代から培ってきた
マイクロサイズ玩具の技術、ギミック、そして「物語を持つ玩具」としての
哲学が凝縮されています。

現代の視点から見ても、可動、合体、連携、世界観、どれを取っても
色褪せることのない完成度を持っており、
今なお多くのコレクターにとって憧れの存在として
ミクロマンは燦然と輝いています。
トランスフォーマーやダイアクロンといった後続シリーズを
追いかけていくうちに、「やっぱりここが原点だった」と
再認識させてくれる一品です。
ミクロサイズのボディに秘められた、
無限の可能性と未来志向のギミック。
ミクロボットVは、今もなお、
我々の心の中で勇ましく合体し続けています。

 

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