こんにちは、超合金専門買取「グリスタ」からの買取商品のご紹介です。

今回は　超合金　を買取りさせていただきました。

カテゴリ：超合金
メーカー ：バンダイ
商品名         ：装着変身シリーズ　仮面ライダーキバ　バッシャーフォーム
アニメ名 ：仮面ライダーキバ
キャラクター名：バッシャーフォーム

今回買い取ったのは
「装着変身シリーズ　仮面ライダーキバ　バッシャーフォーム」！

いやもう、『仮面ライダーキバ』の放送から10年以上経ってることに気づいて、
驚きを通り越して軽く恐怖を感じます。時間ってこわい。
けどそんなことは気にせず、さっそく紹介していきましょー！

「装着変身」シリーズは、平成ライダーの先駆けである
『仮面ライダークウガ』の放送と同時にスタートした、
バンダイの人気フィギュアラインです。
素体にアーマーを装着して、自分の手で“変身”を再現できるという
ギミックが特徴で、放送当時の子どもから大人のコレクターまで
幅広く支持されてきました。
平成ライダー９作目の『キバ』でももちろん展開されていて、
今回紹介するバッシャーフォームはその中のひとつです。

バッシャーフォームは、水棲種族「マーマン族」の力を宿したフォームで、
専用武器の「バッシャーマグナム」を使って
水の弾丸を発射する遠距離戦型のスタイルです。
とはいえ、真の見せ場はやっぱり水中戦。
水の中ではほぼ無敵、さらに「アクアフィールド」と呼ばれる
水上フィールドを生成することで、陸地であっても
水中と同じコンディションを作り出せるという、
実はかなりズルい性能を持っています。

ただ、予算や演出の都合もあってか、テレビ本編や
ゲーム作品などではなかなか出番が少なく、不遇な扱いになっているのが
少し残念なところ。
派手なフォームチェンジが多い『キバ』の中でも、
落ち着いたカラーリングと機能美を持ったデザインは
もっと評価されていいと思ってます。
エメラルドグリーンのゴシックな雰囲気、好きな人はほんとに刺さるはず。

さて、肝心の装着変身フィギュア本体ですが……
第一印象は「おお、めちゃくちゃ進化してる！」でした。
以前に買い取った初代『クウガ』の装着変身（記事はこちら）と比べて、
素体のプロポーションがシャープになってるのはもちろん、
関節可動の自由度も大幅にアップ。
ポーズを取らせたときの自然さが段違いで、
単に飾って眺めるだけじゃなく、しっかり「遊べる」フィギュアになってます。

アーマーの造形や塗装もとても丁寧で、細部のディテールまでしっかり再現。
特に胸部と肩の透明パーツ部分が光に当たるとすごく綺麗で、
バッシャーフォームならではの“水”のイメージを感じさせてくれます。
こういう表現力の高さは、シリーズが重ねてきた年数と
バンダイの技術進化の成果ですよね。

今回は残念ながら外箱の日焼けが激しく、裏面と底面以外はほぼ退色してます。
でも未開封品で、ブリスター越しに中身をチェックした限りでは
本体も付属パーツもきれいな状態ですので
コレクション目的の方でも十分満足できるコンディションだと思います。

派手さはないけれど、実はめちゃくちゃ強くて、
造形も美しいバッシャーフォーム。
装着変身シリーズの中でもちょっと異色な存在ですが、
そのぶん魅力がぎゅっと詰まった一体です。
気になった方は、ぜひ一度手に取ってみてくださいね！

【「装着変身」シリーズの進化】

平成仮面ライダーブームとともに一世を風靡した
バンダイの「装着変身」シリーズ。初めて手に取ったときの
感動を今でも覚えている方も多いのではないでしょうか。
仮面ライダーの変身プロセスを“遊び”として楽しめる
このシリーズは、単なる可動フィギュアにとどまらず、
「変身」というヒーロー体験を提供してくれる
まさに夢のような玩具でした。

そんな「装着変身」シリーズも、時代とともに大きく進化を遂げてきました。
ここでは、シリーズ初期と現行モデルを比較しながら、
その進化の過程や特筆すべき変更点を紹介していきたいと思います。

あの頃の「装着変身」：素体とアーマーの原点

「装着変身」シリーズがスタートしたのは2000年、
平成ライダーの先陣を切った『仮面ライダークウガ』が放送された年でした。
シリーズ第1弾「仮面ライダークウガ マイティフォーム」は、
変身前の“素体”にアーマーパーツを自分の手で装着するという画期的な仕様で、
子どもはもちろん大人のファンにも強く刺さるアイテムでした。

当時の素体はどちらかというとやや寸胴な体型で、
可動域も今に比べれば控えめ。
肘や膝の可動はせいぜい90度ほどで、劇中のような
大胆なアクションポーズを取らせるのは少々難しかった印象です。
それでも当時のファンには十分に魅力的で、
「自分の手で仮面ライダーに変身させる」体験は唯一無二の思い出となりました。

また、装着されるアーマーはPVCやABS製のパーツで構成され、
手で一つひとつ丁寧に取り付けていくスタイル。
遊ぶというより“組み上げる”感覚に近く完成したときの達成感は格別でしたが、
パーツが勝手に脱着しやすかったり
装着に時間がかかるなどの課題もありました。

現行モデルの進化：リアルと遊び心の両立

時は流れ、装着変身シリーズも改良を重ね、
2000年代後半には「ネオ装着変身」や「装着変身リニューアル」など、
より高品質・高機能なラインナップへと進化していきました。

まず目を引くのは素体の変化です。
現行モデルではスリムかつリアルな体型が再現されており、
人間の骨格や筋肉を意識したプロポーションで
より“スーツアクターらしい”見た目へと近づきました。

可動域も大幅にアップ。二重関節や引き出し式の関節機構が導入され、
膝立ちや派手なジャンプポーズも自然に決まります。
これにより、劇中の戦闘シーンや名ポーズが
ぐっと再現しやすくなりました。
肩や腰、足首にも改良が加えられ、
ただ立たせるだけでサマになるのは、まさに技術の進化の賜物です。

そしてアーマーの装着方式もより洗練されました。
一部ではマグネットやスナップパーツが使われ、装着の手間が軽減。
さらには、あらかじめアーマーをまとった
一体型のフィギュアが登場するなど、“変身遊び”と
“完成度重視”の両立を図るバリエーションも増えました。

付属品の充実とディスプレイ重視の方向性

初期モデルでは、付属品は必要最低限で、変身後の姿に必要な武器や
差し替え手首パーツが同梱されている程度でした。
しかし現行モデルでは、付属品も格段に充実しています。

手首パーツひとつ取っても、開き手、握り手、武器持ち手、
ポーズ専用手など種類豊富。
エフェクトパーツやディスプレイスタンドまで
付属することもあり、飾って楽しむ幅が大きく広がりました。

また、武器パーツにも注目です。
折りたたみや変形ギミックを備えたアイテムが登場し、
劇中さながらのギミック再現も可能に。
細部の塗装やマーキングも丁寧に施され、
コレクションとしても非常に映える仕様です。

現代の「装着変身」とコレクターアイテムの融合

近年では、「装着変身」シリーズ自体は新作展開が減り、
代わって「S.H.Figuarts」などのハイエンドフィギュアが主流となっています。
ただし、この「S.H.Figuarts」もまた装着変身の技術的進化の
延長線上にあるともいえる存在です。

装着ギミックはない代わりに、最初から劇中そのままの
プロポーションと完成度で提供され、
アクション性・造形美・塗装の三拍子が揃っています。
プレミアムバンダイ限定で展開されるライダーたちは、
まさに“大人のための装着変身”と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

「変身」というテーマを軸にしつつも、
時代とともに“遊び”から“美術”や“演出”へと
フォーカスを変えていったことが、装着変身シリーズの
興味深い進化といえるでしょう。

懐かしさと、これからの期待

初代「装着変身」の登場から20年以上が経った今でも、
その精神はさまざまな形で受け継がれています。
昔ながらのギミックを楽しむにせよ、最新のハイクオリティモデルで
ポージングを極めるにせよ、どちらにもそれぞれの魅力があります。

「自分の手で仮面ライダーを変身させる」――このワクワク感は、
時代を超えて色あせることはありません。
これからも、技術と遊び心が融合した
新しい形の“装着変身”が登場することを期待せずにはいられません。
玩具であって玩具にとどまらない、そんなバンダイの
装着変身シリーズのこれからに、引き続き注目していきましょう。

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