その心はフリーダム!『機動戦士ガンダムSEED』三部作の魅力に迫る

ガンダムといえば、日本が世界に誇る「ロボットアニメ」の代表作。
1979年に放送された初代『機動戦士ガンダム』から
数多くのシリーズが生まれましたが、
2000年代に入り、再びガンダムブームを巻き起こしたのが
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズです。

「カッコいい」「熱い」「泣ける」と評判を集め、
平成ガンダムの中でも圧倒的な人気を誇るこのシリーズは、
2024年には劇場最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の公開で
再び注目を集めました。
本記事では、『SEED』『SEED DESTINY』『FREEDOM』の三部作を中心に、
あらすじや見どころ、作中で活躍するカッコいいモビルスーツ(MS)たちと
そのMSをモデルにした超合金フィギュアをご紹介します。

■「宿命」と「自由」が交錯するドラマ

『ガンダムSEED』シリーズは、宇宙世紀ではなく
「コズミック・イラ(C.E.)」という新たな時代を舞台に、
人類の進化の在り方と、戦争によって引き裂かれる
若者たちの運命を描いた作品群です。

遺伝子操作によって生まれた「コーディネイター」と、
自然のままに生まれた「ナチュラル」との対立。
異なる立場に置かれた少年たちが出会い、ぶつかり、
そして理解し合うまでの過程が、壮大な戦争とともに語られます。

ヒューマンドラマとしての濃さ、モビルスーツによるド派手な戦闘、
そして何より「自分の意思で世界を変える」主人公たちの姿が
世代を超えて支持される理由です。

■第1作『機動戦士ガンダムSEED』(2002年)

◇あらすじ
C.E.71。地球連合軍と、宇宙に暮らすコーディネイター国家
「プラント」が全面戦争に突入する中、
中立コロニー「ヘリオポリス」に住む少年キラ・ヤマトは、
偶然最新鋭モビルスーツ「G兵器」の起動に関わり、
地球連合軍の戦艦アークエンジェルに乗り込むことになります。
しかし敵として現れたのは、かつての親友アスラン・ザラ。
彼はプラント側の兵士として、ガンダムを駆って現れます。
避けられぬ戦いの中で、キラは“自分は何のために戦うのか”という
問いに直面していきます。

◇見どころ
『SEED』の魅力は戦争の残酷さとそこに巻き込まれる
少年少女たちの葛藤が、丁寧に描かれている点にあります。
親友と殺し合う悲劇、破壊されていく街、人間のエゴと選択。
決して一方的な善悪で語れない展開が、視聴者の胸を打ちます。

また、シリーズ前半では明確だった「敵と味方」が、
後半に進むにつれて揺らいでいき、戦争の複雑さが
浮き彫りになる構成も高評価。
主人公キラの成長物語としても完成度が高く、
多くの視聴者を虜にしました。

■続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(2004年)

◇あらすじ
『SEED』の戦争終結から2年後のC.E.73。
再び緊張が高まる中、新たな主人公シン・アスカが登場します。
地球連合軍とオーブ連合首長国で家族を失ったシンは、
プラントの軍組織ザフトに所属し、力による平和を求めて戦います。

一方、前作の主人公キラやアスランも再び戦場に現れ、
それぞれの正義が交錯しながら、新たな戦乱が幕を開けていきます。

◇見どころ
『DESTINY』は視点が複数存在する群像劇としての側面が強く、
主人公であるシン・アスカの過激な信念と、それに対抗するキラたち
前作からの続投キャラの存在感が物語を複雑にします。

特に、シンが操るデスティニーガンダムの無双シーンや、
キラのストライクフリーダムガンダムが登場する後半戦は
ロボットアニメ好きにはたまらない名バトルの連続。
両陣営が本気でぶつかり合うMS戦はシリーズ随一の迫力を誇ります。
シンの過激な言動に対して賛否両論があるものの、
「戦争によって心を壊された若者の姿」としての描写は
リアリティがあり、改めて観直すと深く刺さる人物像になっています。

■劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(2024年)

◇あらすじ
『DESTINY』の後日譚として描かれる劇場版では、
キラとラクスが主導する「コンパス」という新組織を中心に
戦後の混乱に終止符を打つべく、新たな脅威に立ち向かう物語が展開されます。
物語の中で描かれるのは「平和をどう守るのか」という命題。
そして戦争ではなく対話による解決を目指すキラの姿が、
作品全体に強いメッセージを与えています。

◇見どころ
『FREEDOM』の最大の見どころは、現代の技術で
完全新作として制作された映像美と、圧倒的なMS戦のクオリティ。
全編を通して濃密な戦闘が繰り広げられ、
ストライクフリーダムガンダム弐式やイモータルジャスティスガンダムといった
新型機の活躍も話題となりました。
また、歴代キャラクターがそれぞれの道を見出し、
葛藤しながらも未来へ進もうとする姿に
20年越しのシリーズファンからも「ついに完結した」と
涙を誘う声が多く上がりました。

■主なモビルスーツ紹介

●ストライクガンダム
『SEED』前半の主役機。武装を換装できる
「ストライカーパック」システムが特徴で、汎用性に優れた万能機体。
エール、ソード、ランチャーなど各形態の演出が毎回楽しみでした。

●フリーダムガンダム
シリーズ中盤から登場するキラの機体。
高機動性と同時多発攻撃を可能にするフルバーストモードは、
ロボットアニメ史上でも屈指のカッコいい演出として
今なお語り継がれています。

●デスティニーガンダム
『DESTINY』の後半でシン・アスカが搭乗。
近接・中距離・長距離すべてを高次元でこなすオールラウンダーで、
その攻撃的なデザインと戦闘スタイルが魅力。

●ストライクフリーダムガンダム(弐式含む)
フリーダムの進化機で、キラの最終機体。
黄金フレームと展開型のドラグーン(遠隔攻撃兵器)による戦闘演出は圧巻。
『FREEDOM』ではさらにブラッシュアップされた姿で登場し、
最新MSとしての風格を見せつけました。

●イモータルジャスティスガンダム
『FREEDOM』でアスランが駆る機体。
ジャスティス系統の最新機で、接近戦に特化した高性能MS。
赤いカラーリングと対照的な冷静なアスランの操縦技術が映える一機です。

■「今こそ観るべき」ロボットアニメの決定版

『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、「カッコいいロボットアニメ」を
語るうえで外せない名作です。
戦争と平和、人種と差別、そして自由への希求といった深いテーマを、
高いエンタメ性で包み込んだ本作は、まさに“平成ガンダム”の頂点といえる存在。
子どもの頃に観た人も、大人になってから初めて触れる人も、
その完成度の高さにきっと驚くはずです。
最新作『FREEDOM』のヒットを機に、再び『SEED』の世界に
飛び込んでみてはいかがでしょうか?

超合金でよみがえる「SEED」の名機たち!
人気ブランド別・おすすめフィギュア紹介と中古市場事情

『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの魅力に改めて触れた今、
次に注目したいのは――そう、「超合金フィギュア」です。
20年以上にわたり、ガンダムSEEDは多くのファンの心をつかんできました。
アニメ放送当時、TVの前でガンダムの活躍に胸を熱くした世代も、
今では30代・40代。
そんな大人のための“究極のガンダムフィギュア”とも言えるのが、
バンダイが展開する「METAL BUILD」や「METAL ROBOT魂」といった
高クオリティなブランド群です。

ここからは、これらの超合金系ブランドから発売された
SEEDシリーズ関連アイテムに焦点を当て、
その人気の理由、中古市場での相場、買取査定の傾向などを解説していきます。

■なぜ「SEED×超合金フィギュア」が熱いのか?

SEEDシリーズは、「ガンダムらしさ」を踏襲しながらも
現代的なメカデザインとドラマ性を融合させた作品で、
機体ごとに明確な個性があるのが特徴です。
・可変機構や大型ウイングを備えたストライクフリーダム
・圧倒的な汎用性と攻撃力を併せ持つデスティニーガンダム
・双剣と盾を両立させた近接戦闘の雄イモータルジャスティス
――こうした魅力的なMSたちを、高クオリティな金属モデルで
再現したのが超合金系ブランド。
大人向けに設計された可動、重量感、塗装、ギミック。
どれを取っても「子ども時代の夢の完全体」と言える完成度を誇ります。

■ブランド別・注目アイテム紹介

1. 【METAL BUILD】 究極のガンダムを体現する超合金フィギュア

METAL BUILDは、「大人のための最高級ガンダムフィギュア」として
名高く、設計・造形・塗装・ダイキャスト構造のすべてにおいて
妥協の無いプレミアム感満載のハイブランドです。
特にSEEDシリーズからは以下の機体が高評価を得ています
• METAL BUILD ストライクフリーダムガンダム
→ 羽の可動ギミックやフルバースト演出の再現が圧巻。
金属フレームとゴールドの装甲が織りなす存在感は別格です。
• METAL BUILD デスティニーガンダム(フルパッケージ)
→ 光の翼エフェクトやアロンダイトなど、付属パーツも豪華。
展示映え抜群の一体。
• METAL BUILD イモータルジャスティスガンダム
→ 2024年劇場版『FREEDOM』の主役級機体。
赤いカラーリングと曲線的なデザインが新鮮で、
シリーズの中でも異彩を放つ人気モデル。

これらは発売後すぐに完売することも多く、
中古市場では未開封なら定価以上の高価買取対象になるケースが珍しくありません。

2. 【METAL ROBOT魂】 高可動×高密度を両立したコレクション向けブランド

METAL ROBOT魂は、ROBOT魂シリーズの上位ブランドとして登場。
スケールは小さめ(約14cm前後)ですが、
ダイキャストパーツと精密な塗装、スムーズな可動を兼ね備えています。

SEED関連では以下が特に人気です。

• METAL ROBOT魂 フリーダムガンダム
• METAL ROBOT魂 ストライクフリーダムガンダム
• METAL ROBOT魂 デスティニーガンダム
• METAL ROBOT魂 インフィニットジャスティスガンダム

価格帯はMETAL BUILDよりも手頃で、
コレクションとして複数並べやすいのも魅力。
中古市場では状態次第で定価の70~100%前後での買取が期待できるため、
複数機体を一括査定に出す人も多く見受けられます。

■中古市場での人気と相場

SEED関連の超合金フィギュアは、
以下のような点で中古市場でも非常に人気があります。

• 作品の再注目(特に劇場版公開後のFREEDOM効果)
• 初期ロット・限定版の希少性
• 状態の良いものが減ってきている

特にMETAL BUILD製品は、パーツ欠けや箱の状態により
査定額が大きく変動します。逆に言えば、
「未開封」「箱あり」「説明書付き」の完品状態なら
プレミア価格での買取も十分に可能です。

商品名

状態

査定目安価格(2025年7月現在)

METAL BUILD ストライクフリーダム

新品未開封

   38,000~45,000円
METAL BUILD デスティニー(光の翼付き)

中古美品

   30,000~38,000円
METAL ROBOT魂インフィニットジャスティス

中古・箱あり

   12,000~16,000円

これらはあくまで参考ですが、保管状態が良ければ
定価以上で売れるケースが多いのがSEED関連アイテムの特徴です。

■高く売るためには宅配買取や専門査定を活用しよう

せっかく大切にしてきた超合金を手放すなら、少しでも高価に売りたいところ。
おすすめは、超合金専門の宅配買取サービスを利用すること。
査定スタッフがロボット玩具に精通しており、
単なる中古品としてではなく、「価値あるコレクション」として見てくれます。
また、事前に複数の店舗で査定比較をしてから決めるのもポイント。
フィギュアの箱の状態・付属品の有無・限定生産品かどうか等の
細かい部分が査定額を大きく左右するため、専門店の方が断然おすすめです。
ちなみに超合金宅配買取グリスタもおすすめでございます。
広島に店舗もございますので直接ご持参しても構いません。

■超合金で再び「SEED」の世界へ

『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、作品としての完成度だけでなく、
それを再現する超合金フィギュア群の充実度でも群を抜いています。
カッコいいメカを、リアルな質感と重量感で手に取れるこの喜びは、
大人だからこそ味わえるもの。
METAL BUILD、METAL ROBOT魂、そして超合金魂――
どれも異なる魅力を持ち、中古市場でも高評価を受けているブランドです。
コレクションとして手元に残すもよし、納得の価格で手放すもよし。
今だからこそ、「SEEDの超合金フィギュア」の価値を
再確認してみてはいかがでしょうか?